ウエイトは何キロ付けますか?

 

「ウエイトは何キロ付けますか?」とガイドさんに聞かれ。

 

ある人が、「4キロで。」と答えると、「重すぎます!」

 

別の人が、「私は5kgです。」と答えると「いや、重いですって!」

 

と、みなさんことごとく直されました。

 

のは、先日の小笠原ツアーのお話しです。

 

で、いつもより減らしてダイビングした所、特に問題なく。

 

もっと減らす人もちらほら。最後は1kgの人も。

 

今回は、とても良い機会のなので、必要なウエイト数(適正ウエイト)についてです。

 

詳しく書くと、長く、わかりにくくなってしまうので。

 

 

 

ずばり。

 

 

平均的な女性、158cm52kgの女性のウエイト数は、2kgです!

 

もっといえば、2kg以下で大丈夫です。

 

 

まず。

 

なぜウエイトが必要なのかというと。

 

ウェットスーツの浮力があるから。

 

もしウエイトを付けなければ、ダイバーは沈みません。

 

ウェットスーツの浮力はどれくらい??

 

先日、プールで実際に見てもらいました。

 

この時使用したスーツは、ほぼ平均的な女性(158cm・52kg)のスーツです。

 

その時の写真が、こちら

ウェットスーツとウエイトベルト

3kgだと浮く

4kgだとゆっくり沈む

海水であればもっと浮力があるので、浮力は+4.5kg(感覚)です。

 

では、ウエイトも4.5kg付けるのか?

 

というのは間違いで、

 

タンクの重さも入れて考えないといけません。

 

水中のタンクの重さは4kgあります(空気の重さも含む)。※スチールタンク

 

だとするとウエイトはいらないくらい。

 

ただ、ダイビングの最後の方で空気量が減ってしまうとタンクの重さは減ります。

 

(タンクの重さは、200気圧が100気圧になると。4kg→2.7kgになります。)

 

なので、その減った分の2kg程度を付けていくのが正解です。

 

 

 

ではなぜ、この小笠原ツアーで重すぎるウエイトが注目され、減らしても大丈夫だったのか。

 

これは、水深が “いつもより” 深かったからです。

 

由良も渡嘉敷島でも、REIのツアーでは、10m以浅のダイビングがほとんどです。

 

小笠原では、すべて10m以上、最大20mのダイビング。

 

水深10mでのウエットスーツの浮力は、半分の2.3kg、水深20mだと1/3の1.5kgまで減っています。

 

最後の安全停止(水深5m)で浮くことなく止まれれば、そのウエイト量でOKということになります。

 

 

 

ウエイトを減らすと、、

 

 

「浮いてしまうのが怖い。」

 

 

「なかなか潜降ができません。」

 

 

おっしゃる通りです! わかります!

 

 

ただ、これ実は技術の問題。

 

これはまた、講習中にご説明します。

 

 

 

最後に。

 

重く付けて潜ることを、オーバーウエイトといいます。

 

そのデメリットは数々あるのですが。

 

1番のデメリットは、

 

慌てて浮上してしまった場合。

 

かつ、落ち着いてBCに空気を入れる余裕がなかった場合。。

 

体は沈みますので、必死にフィンキックをしなければならない。休めない!

 

苦しい、そして疲れると、沈んでしまう。。

 

ことも考えられるのです。汗

 

これを機会に、一緒にオーバーウエイトを卒業しましょう!

仙台上杉

グラン・スポール上杉

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