ダイビング中に浮いてしまうこと

 

ダイビング中に、自分の意思に反して、水面へ浮上してしまうことがあります。未遂も含め。

またやっちまった!てやつ。

 

この場合、原因は明らかで、ほとんどが同じパターンで起こります!

 

原因を単刀直入に。

 

それは、

「水深が浅くなって(いることに気が付かず)、正しい対処できずに、浮力が大きくなって浮いてしまった。」

です。

 

 

浮いてしまう時の流れは以下の通り。

 

ふわふわと、少しづつ体が浮いてくる

 ↓

浮き始めてから、「あっ浮いてきたかも」と気がつく(ちょっと遅い)

 ↓

頭を下げて、フィンを上向きにキックし、手を平泳ぎのように必死にかいて沈もうとする。

 ↓

その、頭を下げた姿勢のまま、BCの空気をインフレターから抜こうとする(その姿勢では空気は抜けません)

 ↓

水面まで浮いてしまう|もしくは力技で水底まで到着し岩をつかむ!

 

こんな感じ。

 

そうそう、これこれ、と共感できる人も多いはず。

 

浮くことが怖くて、BCに空気を入れないで、水底を這っているパターンもあります。

浮いてしまうことはないけど、これも良い状態ではないですね。

 

 

 

ではどうすれば良いのか?

 

 

解決しましょう☝️

ここでは、コツを3つお伝えします。

 

 

1つ目。かつ一番大切なこと。

ダイビング中に、水深のことは、念頭に置いておく。

 

通常は、ダイビング中にあまり水深について考えないと思います。

 

ガイドさんに付いて行くことに必死だったりで。

 

ダイビングでは、ガイドさんの引くコースに付いていくのですが、実はコース内で細かく水深は変化しています。

 

その水深に応じた対処が常に必要になります。

 

例えば、このダイビングは、浮くこともなかったし、何だか上手くいったなと感じる時がありませんか?

 

その場合は、水深の変化のない水底が砂地のフラットなポイントだったはずです。

 

水深を常に把握していれば、どこでも上手くいくはずです。

 

 

2つ目。

 

BCの扱いに慣れて、BC内の空気をスムーズに排気できるようになること。

 

素早い対処。

 

BC内の空気がどこにあるのかを把握する。肩周辺なのか、腰周辺なのか。

 

スムーズな排気には、姿勢がとても大切になります。

 

これは意識をして、繰り返し練習すれば、できるようになります。

 

ただ、練習さえすればよいだけの話しで、難しいテクニックではありません。

 

 

3つ目。

 

コースを把握する。

 

実はダイビングのコースは、水深の変化に限ればパターンは、ほぼ決まっています。

 

ガイドさんのブリーフィングは、コースについて説明しています。

 

よく聞いておけば、注意するのはこの辺りだなと理解できるはずです。

 

これをより良く理解するために必要なのは、ナビゲーション能力です。

 

ーーー

 

難しいことを並べましたが、これはあくまで言語化したロジックです。

 

一番シンプルなのは。

 

浮き気味になった感覚を意識すること。感じられること。

 

BCの浮力で、体を水面に引っ張られる感覚。

 

これを感じることができれば、

 

空気を抜くタイミングは早くなり、浮いてしまうことはありません。

 

 

 

3つの考えと感覚。

 

考えること。と、感じること。

 

どちらも兼ね備えれば鬼に金棒。

 

ここまで読んで、実際に試してみたいと思ったあなたは、もうマスターしたようなものです!

 

仙台上杉

グラン・スポール上杉

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